青島

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青島のページ■ようこそ宮崎■

  ようこそ宮崎   
亜熱帯性植物群は特別天然記念物 
熱帯性植物産地は天然記念物    
隆起海床と奇型波蝕痕は天然記念物
青 島

          
鬼の洗濯岩に囲まれた緑色の青島
ビロウの生い茂ったジャングルみたいな青島

熱帯の珊瑚礁に囲まれた海に浮かぶ島のような青島
宮崎の人もそうではない県外の人も等しくそんなイメージの青島
ディスカバー青島 ディスカバー青島 ディスカバー青島 青島を再発見しよう  



青島をつくるのは totemo 「億劫(おっくう)」なことです。



「劫」とは、天女が百年に一度舞い降りて来て四十里立方もある大岩を衣で撫でさすりその
岩が擦り切れるまでの時間の長さをいい、「億劫」は「劫」の億倍という気の遠くなるような長
い時間をいいます。


青島の波状岩が海中で砂岩と泥岩が互いに層を成しながら岩になっていく過程は「億劫」
の時間を要し、地盤の変動で海上に隆起して、また波に洗われながら形を変えていく過程も
「億劫」の時間を要しました。

さらに、隆起した岩盤の上の中央部にある貝殻が粉砕されてできたツチはどのようにして中
央に盛り上がったのでしょうか。

最初のビロウはどうやって運ばれてきたのでしょうか。
何回の挑戦で根を下すことができたのでしょうか。
あのように群生して安定的な環境を造るのに何年の歳月がかかったのでしょうか。
地球の環境の変化にはどう耐えたのでしょうか。

宮崎には「よだきい」という方言があります。
「億劫」は「よだきい」などとは比較の対象にもならないようなスケール、つまり物差しが
全く別のものなのです。


       
■ 青島は「億劫」の歳月をかけて出現した世界の遺産 ■








青島は波状岩の周囲が約2km、中央の盛り上がったツチの部分の周囲が約800mの東西
に長い楕円形をしています。

青島には4,500本とも5,000本ともいわれるビロウがビッシリと自生しています。

歌にあるように、名も知らぬ遠き島より流れ着いて繁茂した「海流帰化説」と、大昔(三千万
年前〜百万年前)に地球が今より温暖な気候であった時代の生き残りであるとする「遺存
説」がありますが、後者の説が有力のようです。

その場合に、地球の気候が寒冷化していく中で青島(周辺)は近くを流れる黒潮の影響で
冬でも暖かい無霜地帯であり、かつ雨が多い地域で、環境の変化によって周辺の植物は
温帯のものに替わっても青島のビロウは太古のままに生き残ったのです。



樹齢300年、樹高20mというビロウが生い茂る。

青島のビロウは特別天然記念物なのです。


ビロウはヤシ科の常緑高木で東アジアの亜熱帯(中国南部、台湾、など)の海岸付近に自
生しています。


ビロウは、古代の天皇家においては松竹梅よりも神聖な植物で、上級貴族に許された檳榔
毛車(びろうげぐるま)の屋根材にも用いられていました。
九条関白家の檳榔毛車の図解には「日向青島より取り寄せた」と書かれています。

天皇の代が替わって行う一代で一度の大祭である大嘗祭(だいじょうさい)においては、現
在でも天皇が禊(みそぎ)を行う百子帳(ひゃくしちょう)の屋根材として用いられています。

古代大和朝廷の成立を、日向三代の神話やそれに続く神武天皇の神話、さらに、宮廷での
儀式や記紀以外の伝承などもからめて考えると、この青島のビロウも、大きく日本の神話
の真実を語ることはできなくても、その少しの部分は知るものであるのかも知れません。




青島神社は御祭神は、山幸彦の彦火々出見命(ヒコホホデミノミコト)、その妃の豊玉姫、それに塩土老翁(シオツチノオジ)の三神です。
兄の海幸彦から借りた釣針をなくしてしまって途方にくれる山幸彦に塩土老翁は海神宮(わたつみのみや)に行くことを勧めて自ら舟を作ります。
舟にそのまま乗っていれば潮が海神の宮まで運んでくれる、あとは宮の前の木の上で待っていれば、海神が良いようにはかっらてくれるから安心して行きなさいと告げるのです。

山幸彦は海神宮で海神の娘の豊玉姫とめぐりあい結ばれます。
そうして三年を楽しく過ごした後、山幸彦は兄の釣針を見つけて帰ってくるところが青島です。

昔話の浦島太郎の原型ストーリーです。

山幸彦の突然の帰りを人々は衣服を着る暇も無く海に飛び込んで迎えたと伝わり、青島地区には「裸まいり」の祭り行事が今に残っています。

社殿の前を右に細い道を進むと「元宮」があります。
古代に祭祀をしていた場所のようで、勾玉とか土器が出土するようです。

山幸彦の孫にあたる神武天皇はこの青島によく遊んだのかも知れません。
そして青島のビロウのジャングルに触れるとき神聖な思いに満たされたのかも知れません。

長じて東に赴いて、国を平定してその頂点の立場で祭祀を行うとき、青島のビロウは特別に神聖なものになっていったのかも知れません。




毒があることからその名がついた「クワズイモ」。
葉の形はサトイモに似てはいますがイモの部分はあまりありません。

ビロウ以外の植物は、このクワズイモをはじめに106科217属261種の亜熱帯植物が自生していて、島が完全な生態系として成立していることが分かります。




岩石は出来方によって3種類あります。
火成岩、変成岩、堆積岩。

「鬼の洗濯岩」は堆積岩の部類で、砂利や砂、粘土が沈殿したものに圧力がかかって生成
した比較的軟らかい岩石です。

それも、砂岩と頁岩(けつがん)が重なり合っていて、浸食されやすい砂岩が削られて棚が
できます。

聞きなれない頁岩とは大まかにいえば、粘土が固まった岩で、扁平に割れ易い性質の岩
で、その扁平に割れ易い頁岩と浸食されやすい砂岩の層を持つ岩が何らかの外力(地震)
で隆起して波の浸食でできたのが「鬼の洗濯岩」なのです。

かの岩を洗濯板に使うくらいですから、かなり体の大きな鬼が、虎皮のパンツや頭巾を脱い
で、ゴシゴシ洗って、鬼の鉄棒で叩いて洗濯するという、ユーモラスな光景を連想しますか。
桃太郎に登場する鬼も高千穂町の伝説の鬼八も、いずれもそんな家庭サービス、ましてや
手洗いで洗濯などをするようなキャラクターにはとても見えませんが、距離を隔てて見るかの
岩は正しく「鬼の洗濯岩」のネーミングがぴったりの岩です。

鬼の洗濯岩は、青島から堀切峠の先まで見ることが出来きますが、干潮のときには場所に
よっては100m以上の幅で出現します。




















青島の波状岩は壮大です。

億劫の時間を経て造りあげられた自然の造形に圧倒されます。

青島の波状岩の上に立ち、地球の、宇宙の営みの壮大さを思いをめぐらせてみませんか。



 CCONTENTS

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02 宮崎の郷土料理
03 宮崎の焼酎
04 宮崎の民謡
05 宮崎と神話
06 高千穂夜神楽
07 西都原古墳群
08 宮崎と神武天皇

09 宮崎の海岸
10 五ヶ瀬川と鮎漁
11 宮崎のローカル線
12 宮崎の観光地
13 延岡の竜巻ドキュメント
14 飫 肥
15 都井岬
16 高千穂峡
17 鹿川渓谷
18 猪八重渓谷
19 青 島
20 霧島連峰
21 日向岬と妙国寺
22 宮崎の民話(1)
23 宮崎の民話(2)
24 サンメッセ日南(初日)
25 裸まいり(1月)
26 師走まつり(1月)
27 京町二日市(2月)
28 座論梅(2月)
椿山森林公園(2〜3月)

30 綾の雛山まつり(3月)
31 フラワーフェスタ(3〜5月)
青島亜熱帯植物園2008
花立公園2008

34 御田祭(7月)
35 ひょっとこ祭り(8月)

36 都井の火祭り(8月)
37 荒踊・三ヶ所神社(9月)
38 宮崎神宮大祭(10月)
39 門川だんじり(11月)

40 去川の大イチョウ(12月)
41 銀鏡神楽(12月)
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