細島港まつり |
細島港まつり |
|||
細島港まつり |
||||
毎年7月下旬に行われる細島八幡宮の夏祭り「細島港まつり」は関西のダンジリと同じで、太鼓台をぶつけ合い勝負を競う荒々しく勇壮な祭りだ。 航海安全と大漁を祈願するこの祭りが初めて行われたのは、全国に町村制が敷かれた明治22年のことで、当時栄えていた港町細島は宮崎、都城、延岡、油津とともに「町」となり、そのお祝いのための祭りであった。 |
||||
![]() |
![]() |
|||
![]() |
||||
![]() |
![]() |
|||
![]() |
||||
![]() |
![]() |
|||
![]() |
||||
![]() |
![]() |
|||
![]() |
||||
![]() |
![]() |
|||
![]() |
||||
![]() |
![]() |
|||
細島は古くから開かれた天然の良港で、神武天皇の東征の折りには美々津を船出したあとにここに立ち寄ったと言われる。 神武天皇は細島の近海にいる巨鯨が漁民を大いに悩ましていることを聞いて退治する。 細島はリアス式海岸である日豊海岸の中にあり、昔からこの付近の海には良好な港を確保できるという自然環境を背景に海の実力者(達)が覇権を争っていたのではないだろうか。 神武天皇は巨鯨を退治すると陸にあがって鯨退治に使った鉾を海岸に突き立てた。 その故事によりこの地を「鉾島」と呼ぶようになり、さらに時代を経て細島になったという。 細島の先端に近い所には「鉾島神社」があり、「御鉾ケ浦」と呼ばれる海水浴場がある。 細島は古くは宋や明との貿易の寄港地として栄えた。 また、徳川時代には、日向国の諸大名の参勤交代は、この港より御座船で渡航した。 細島港祭りは朝9時頃から細島八幡宮の御神体を乗せた船を先頭に、漁船団が厳かに沖へと出ていく。 湾を出た漁船団は湾の沖合いで大きく旋回しながら最後の船が来るのを待つ。 全船がそろったところで日向岬の沖に停泊して、しばし神亊を行うように見えて沈黙が続いたあと、次に全船一斉に速力を上げて北上する。 澄んだ空の下、青い海をけって、大漁旗をはためかせて日向灘を進むさまには海の男でなくとも気持ちが昂ぶる。 門川湾に入って一周して、次には細島工業港に入ってきてまた一回りして、そして母港に戻ってくる。 湾に入るころからは神事の緊張から開放されるのか、お互いに水をかけあったりはしゃぎながら、楽しみながら船は港に帰っていく。 かって細島港祭りは八坂神社・祇園神社夏の大祭だった。 祭りは2日間で、宵宮をヨドといい、神社では祭り期間中の安全を祈念する神事が行われる。 翌日は、神事の後神輿が町内を巡幸し、夕方から2台の太鼓台も加わり、南若・東若両地区の境界で、けんか太鼓の「組み合わせ」を行う。 以前は相手地区から嫁をとった男は当日、妻を実家に帰して「組み合わせ」をしたという。 神幸は宮司を先頭に氏子総代や区役員が続き、神輿や太鼓台が続く。 打ち手と担ぎ手は交互に「オーサイナ」「チョーサイナ」と掛け合う。 南若の太鼓台の布団屋根は赤色5段、東若は赤・黄・青・白・紫の5色5段。 台の中央に太鼓を置いて、女物の衣装を着た小学校高学年の男児4人が乗る。 そして2人が組となり交互に打つ。 太鼓台の組み立てや飾り付けは保存会員が行っている。 漁協や個人の倉庫に収納している太鼓台の部品を組み立て、担い棒や幕、ちょうちんなどを付ける。 太競台を所有する地区だけでは担ぎ手が足りず、太鼓台のない地区にも参加を呼び掛ける。 参加者は祭りの期間中、飲食と慰労会のみで奉仕する。 南若の太鼓台の製作は1890(明治23)年(平成11年に作り替えた)、東若は明治22年。 東若太鼓台保存会には「太鼓台々帳」が保管されており、明治26年から昭和36年までの祭りの収支や規約が記されている。 初代町長(当時)は和歌山から移住し、回船問屋を営んでいた「紀之国屋」の4代目当主だったが、この慶事に阪神地域の太鼓台を移入した、と伝えられる。 太鼓台が参加する祭りは、阪神から瀬戸内沿岸にかけて多く存在する。 香川県大原野町や豊浜町では「チョーサ祭り」と言い、大鼓台を担いで町内を練り歩くとき「チョーサ、チョーサ」と掛け合って、祭りを盛り上げるという。 細島の太鼓台でも「チョーサイナ」「チョーサイナ」と掛け合うので、瀬戸内や上方から伝承してきたことを物語る。 県北では門川町尾末、延岡市島浦・祇園、北浦町宮野浦に太鼓台が伝承している。 尾末の太鼓台は同神社秋季大会に3台が参加し、地区によって布団の色を変える。 島浦の大鼓台は神社大祭に2地区から交互に参加。 北浦町は古江・市振・阿蘇などに太鼓台があったが、昭和40年代に廃れ、宮野浦に子供たちが曳く太鼓台として残っている。 |
||||
| 細島港まつりtopに戻る |
||||
| Copyright (C) ようこそ宮崎 ・ 細島港まつり All Rights Reserved スポンサードリンク |