日向ひょっとこ夏祭り

日向ひょっとこ夏祭り

日向ひょっとこ夏祭り


カンカカカン カンカカカン カンカカカンカカカンカカカン ♪ 
この鉦の音が遠くから聞こえてくると「ひょっとこ踊りがありよる」と音のほうに耳を向けて踊りの方向を探します。

「日向ひょっとこ夏祭り」では塩見永田地区に伝わる郷土芸能の「ひょっとこ踊り」のひょうきんな表情のお面を着けたひょっとこ達が体を大きくくねらせながら町中を踊り歩きます。
ひょっとこのお面は十人十色で見ていて思わず吹き出してしまったりします。

ひょっとこ面の材料には石粉粘土と日向美々津和紙を使用し、特に裏地の仕上には日向美々津和紙を幾層にも重ねて丹念に仕上ます。
そうして出来上がったお面は、おかめ、ひょっとこ、狐あわせて18種類の型がありますが、顔の仕上げが面ごとに異なるため、同じものはほとんどできません。
このお面に見る「ひょっとこ」や「おかめ」の表情は宮崎の人々の日常の素朴な表情をコミカルに表現した地元住民の傑作です。

ひょっとこ踊りは、江戸末期から明治の初期にかけて、日向市大字塩見永田地区に眼科医として開業していた橘公行医師によって伝授されたと言われていますが、橘医師が数百年前から伝わっていた村々の神楽にヒントを得て現在の踊りにしたという説や、橘医師が学校在学中に古都の神楽を伝えたと言う説などがあり、いつの頃から踊られていたのかはっきりしたことはわからないようです。

昔、村にヒョウスケという若者いて村で一番の美女の誉れ高いオカメという娘を嫁にもらいました。
しかし、二人には子に恵まれずにいましたが、ある朝、二人が「子供を授けて欲しい」と願をかけてお稲荷さんに赤飯を供えました。
たまたま腹を空かしていた神主が赤飯に手を出して、それを見たお稲荷さんが怒って姿を現しました。
ところがお稲荷さんは美しいオカメに一目惚れしてしまい、ヒョウスケや村の若者たちまで巻き込んだ大騒ぎになりました。

そんな昔の農村の、のどかなドタバタ寸喜劇がひょっとこ躍りの原典のようで、この言い伝えを元に明治時代になって橘公行が付近の青年たちに教えたのが始まりと伝えます。










































昔は、初午の日に踊られていましたが、現在は豊作や商売繁盛を願う踊りとして、日向市を代表する踊りになっています。
ひょっとこ祭りの日は町中が真っ赤になってみんながニコニコほんわか幸せムードです。
最近では遠くの県外からも大勢の参加があります。
思い切ってお面をつけて祭りに参加すると、今まで思いもつかなかった自分を発見することでしょう。


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