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見立渓谷 見立渓谷
見立渓谷

県の北部の日之影町は、277.68kuの広大な面積で、そのうちの約92%を森林で占める自然環境に豊かな山村文化がある地域です。
町の北側は祖母傾(そぼかたむき)国定公園に指定され、傾山、矢筈岳、丹助岳、五葉岳などの景観は素晴らしく、また貴重な動植物の森林生態系保存地域にも指定されています。
見立渓谷は祖母傾国定公園に源を発し、日之影川に沿った景勝地24kmも続く美しい渓谷で、侵食による奇岩や巨岩が多く、川に沿って歩くほどに渓谷の違った表情が楽しむことができます。
春は新緑、夏はキャンプ、秋は紅葉、冬は樹氷と四季それぞれ楽しむことができて、渓流釣りのスポットとしても知られています。
また日本の棚田百選の「石垣の村戸川集落」や国の有形登録文化財の英国館などもあり、森林セラピーロードの「見立遊歩道コース」はこの見立渓谷の一部に沿った遊歩道で、癒しだけでなく珍しい植物を見ることができるコースです。


















かって大崩山(1643m)の造山のときに貫入した花崗岩体は非常に大規模なもので、大崩山を扇の要にして東の祝子川渓谷、南の鬼の目山(1491m)、国見山(1392m)、西の鹿川渓谷、などを含んでいます。

この花崗岩体の貫入によってその周辺部の岩石は熱による接触変成作用を受けて、見立、土呂久、(大分県の)尾平などの多数の鉱床を生み出しました。

そしてこの大崩山の花崗岩体を取り巻くように弓形の花崗斑岩の岩脈が東西に露出しました。
花崗岩体の地下からの上昇に伴って周辺の岩盤がたわみ、そこに生じた割れ目に沿って貫入してきた花崗斑岩の岩脈で、行縢山脈といわれている連なりです。

西から高千穂町の焼山寺山(796m)、日之影町の丹助岳(816m)、矢筈岳(658m)、旧北方町の比叡山(774m)、延岡市の行勝山(830m)、可愛岳(728m)など一連の美しい急峻の山脈は、その延長が約40キロメートルにも達する日本でも有数のものといわれています。

見立渓谷はそういう造山の過程で生まれた祝子川渓谷、鹿川渓谷との三兄弟の一つの渓谷で、この三つの大崩山を中心に隣接した渓谷はそろって景観の美しさだけにとどまらず水の美しさでも九州の中でも群を抜いています。


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