日南海岸国定公園




日南海岸国定公園は、宮崎県南部から鹿児島県志布志湾西岸までの海岸線をいい、1955(昭和30)年に国定公園に指定された。

青島、堀切峠、鵜戸神宮都井岬、枇榔島、横瀬海岸など有名な景勝地がある。

日南海岸国定公園はその海中の美しさでも知られ、日南海岸海中公園(現在は海域公園と名称を変更)としても指定されている。

透明度が高く美しい海はスキューバダイビングの最高のポイントとしてダイバーを誘う。

『日南』という名称は1950年、当時の観光関係者がこの海岸が日向国(ひゅうがのくに)の南にある海岸ということで使い始めた。



日南海岸は日本神話の舞台として数多くの伝承がある地域であるが、日南海岸が広く世に知られる前はこの地域に住む人々だけが知るただの美しい海岸であった。

宮崎の風土に魅せられた中村林太郎という人物は、大正の初期に宮崎市に移住し、造園や花木の育苗を業としていたが、日南海岸を見るたびに、この美しい海岸をさらに際立たせる並木に適した樹木はないものかと日々考えていた。

ある日、ハワイに住む妹から、フェニックスの並木を写したクリスマスカードが送られてきて、自分が探し求めていたものがそれだと気づき、直ぐにフェニックスの種子を取り寄せ、5年目にようやく発芽に成功した。

1936(昭和11)年からは宮崎県の観光の父と呼ばれる岩切章太郎が日南海岸にフェニックスの植栽を開始し日南海岸の観光地としての価値が次第に高まっていった。

1966(昭和41)年にはフェニックスが県の木に選ばれ、翌1967(昭和42)年にはデューク・エイセスの「にほんのうた」シリーズで、宮崎の歌として『フェニックス・ハネムーン』がレコードが発売され、宮崎、日南海岸、フェニックは三点セットとして当時の日本人に広く知られるところとなった。

日南海岸に沿って走る「日南フェニックスロード」は日本の道100選に選ばれている。

日南海岸国定公園|宮崎県宮崎市・日南市・串間市

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