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鹿川

鹿川渓谷

鹿川渓谷



祖母傾国定公園の東の端(延岡市の市街地から北西に約20km)に標高1634mの大崩山があります。

ニ千万年前以上前に大崩山の造山活動のときに南側が約40kmにわたって地盤が裂けて、そこに花崗岩脈が噴出してできた行縢山脈は、東から可愛岳、行縢山、茶臼山、比叡山、矢筈岳、丹助岳と並んでいます。

鹿川渓谷は国の指定名勝の比叡山と矢筈岳の間を流れる綱ノ瀬川の上流にあって、標高は約550m、川の底に岩盤が露出した素晴らしい渓谷です。




              矢筈岳(左)                            比叡山(右)


国道218号線の下の道を五ヶ瀬川に沿って上って行き、高千穂線の槇峰駅のすぐ手前を右折します。
綱ノ瀬川沿いの幅の細い道をしばらく行くと眼前にいきなりこの写真の光景が迫ります。

宮崎県は山国で、かつ深く切り立った谷が多く見られますが、この比叡山と矢筈岳の周辺の景色は県内有数のものといえます。

明らかに周辺の山々とは趣を異にする行縢山脈の中のこの二つの山は威厳ををもって悠然と聳え立っています。





比叡山のほぼ直下にあるトンネルの入口から見える矢筈岳です。

左下の白く光った部分は真下を流れる綱ノ瀬川です。

数百メートル下の谷底を覗き込むと吸い込まれそうです。




鹿川渓谷の入口までにはまだ少し距離のある地点ですが、車(バイク)を止めて暫し眺めたり、写真を撮ったりするポイントが沢山あって、なかなか目的地に着けません。

この付近になると道路と川の高低差はあまりありません。



鹿川渓谷の入口の案内からさほど遠くない最初のポイントです。

数十メートル続く一枚岩の天然のウォータースライダーです。



途中、渓谷沿いの遊歩道は度重なる洪水で各所で損壊していて不通で、度々上の道路に上がってはまた遊歩道を探して渓谷に降りて行かなければなりません。 

大きな岩の塊りに絶え間なく直上から水が流れ落ちて、滝?も滝壷?もその大きな一つの岩の塊りで出来ています。



大きな岩盤の天然の滑り台を、谷の水は一気に下の溜まりまで滑り落ちていきます。












        比叡山(左)                                    矢筈岳(右)

帰り道はこんな景色が目に入ります。
綱ノ瀬川はこの二つの山の頂きから約800m下の狭いV字カットの崖下を流れています。

この二つの山は、山がはじめて出来たときには繋がっていて一体であったが、荒神がこの壁をぶち抜いてこんなV字の隙間を作り、そこを綱ノ瀬川が流れるように導いた、と言うような想像したくなる、一気に立ち上がった比叡山、矢筈岳と綱ノ瀬川の流れの組み合わせです。

遥か向こうに見えるは尾鈴山でしょうか、真弓岳でしょうか。


比叡山は、この日も何人かのロッククライマーがそそり立つ岩山にアタックしていました。

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