宮崎地鶏

宮崎地鶏の風景   

宮崎地鶏の風景


僕はベニシジミです 今から「宮崎地鶏の風景」を案内します

【地宮崎地鶏を撮りに行って、地鶏の棲む近くでこの蝶に出遭った。
名前は知らない。
この地方ではいくらでもいる小型の地味な蝶である。
しかしよく見ると、美しい。
しばし魅せられて、この蝶を撮った。】とブログに投稿した。
すると【ベニシジミですね♪】というコメントをいただいた。

地鶏定食

宮崎の県北に、姿の美しい縢山(むかばきやま)がある。
山の名前はヤマトタケルの伝承に由来する。
縢山の南には五ヶ瀬川が流れていて、秋になれば縢山からすぐ近くの岡本地区に鮎の簗がかかる。
簗の前に食堂があって、店の名前は八七八(やなや)という。
簗(やな)の前にある店だから簗が八七になったのだろう。
ちゃんぽんが美味しいと聞いて以前に一度よったことがあった。
この日は「地鶏定食」が目にとまった。
飲兵衛の私は、飲まずに地鶏を食べることはないが、習慣に反して注文した。
宮崎では昼飯にも地鶏を食べる。
写真は撮るつもりはなかったが、デジカメをもっていたので3枚撮った。
宣伝も行き届き、洒落た装いの店の、いかにも美味そうな地鶏だけではなく、田舎の食堂の昼飯のおかずの地鶏を紹介するのも悪くないと考えなおした。
お代は750円。
焼酎を飲まないでも十分に美味しくいただいた。
この日のお客はみんな地元の人みたいで、昼のご飯が終わると13時前にはいなくなった。

人間がつけたぼくの名前は何だっけ?

みやざき地頭鶏(みやざきじとっこ)とは、宮崎県を中心に飼育されている鶏の品種である。
1991年に宮崎県畜産試験場にて開発されて、2004年に「みやざき地頭鶏」と命名された。

この「みやざき地頭鶏」は、宮崎県当局により親鶏が管理され、生産者を限定し雛鶏を供給していて、2006年の出荷羽数は25万羽と少ない。
2007年には「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律」(JAS法)の定義上「地鶏」に該当しない鶏肉に対し、「宮崎地鶏」や「地鶏炭火焼」と表示する事例が相次いで判明した。
食品加工業者らは「地べたで飼う鶏を『地鶏』と呼ぶ」、「地元の鶏は地鶏だ」と主張し、宮崎県外産のブロイラーなどを使用していた。
JAS法の規定に全業者が従う必要はないものの、地鶏以外の鶏を地鶏加工品として販売する場合、景品表示法違反に該当する可能性がある。
「みやざき地頭鶏普及促進協議会」では、みやざき地頭鶏使用製品に生産者番号を貼付し信頼性の向上を図るとしている。



地鶏(じどり)とは、日本農林規格 (JAS) に記載されている、
在来種由来の血液百分率が50%以上の国産銘柄鶏の総称である。
在来種純系によるもの、または在来種を素びなの生産の両親か片親に使ったものである。
飼育期間が80日以上であり、28日令以降は平飼いで1m²当たり10羽以下で飼育しなければならない。
平飼いとは、鶏舎内、又は屋外において、鶏が床面(地面)を自由に運動できるようにして飼育する方法。

「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律」(いわゆるJAS法)の規定は全業者への強制力があるわけではなく、地鶏は地面で育てた鶏、もしくは地元の鶏などの意味だと主張されることもあるが、JAS法の定義を満たさない鶏の加工品を地鶏として売ることは「不当景品類及び不当表示防止法」(いわゆる景品表示法)違反の恐れがある。
日本農林規格に記載されている在来種で明治時代までに国内で成立し、又は導入され定着した品種は次にある鶏であり、これらが由来の血液百分率が50%以上の鶏が地鶏として認定される。

会津地鶏、伊勢地鶏、岩手地鶏 、インギー鶏、烏骨鶏、鶉矮鶏、ウタイチャーン、エーコク、横斑プリマスロック、沖縄髯地鶏、尾長鶏、河内奴鶏、雁鶏、 岐阜地鶏、熊本種 、久連子鶏、黒柏鶏、コーチン、声良鶏、薩摩鶏、佐渡髯地鶏 、地頭鶏、芝鶏、軍鶏、小国鶏、矮鶏、 東天紅鶏、蜀鶏、土佐九斤、土佐地鶏、対馬地鶏、名古屋種、比内鶏、三河種、蓑曳矮鶏、蓑曳鶏、宮地鶏、
ロードアイランドレッド



種鶏証明書というものがあり、それには次のようなことが書かれている。
貴社へ出荷した地どりの基礎鶏は○○○○○である事を証明いたします。
「地どり」のJAS規格が施行されますと、このヒナは地どりヒナとしてJAS規格に認められたこととなります。

『種鶏』とはブロイラーなどの肉用鶏や、採卵用の鶏のレイヤーの親となる鶏のことをいう。
種鶏が産んだ卵から孵った雛はブロイラーやレイヤーや、または地鶏などになる。
レイヤー鶏は生後半年くらいで卵を産めるようになり、それから約9ヶ月間、卵を産み続ける。
レイヤーの経済的な飼育期間は約15ヶ月間で、それ以上経つと、産卵する卵の量や質が落ちてくるので、その後、鶏肉として利用されるが、硬く締まった肉質で、ブロイラーとは区別される。

オーブンで丸ごとあぶり焼きすることをブロイラ(Broiler)といい、ブロイルするのに適した大きさの鶏という意味が語源となったブロイラーは、成長が速く肉付きの良い肉用専用種の若鶏のことをいう。
一般的には高カロリー、高タンパク質の飼料を与え大規模な鶏舎で飼育される。
また、オスは50日前後で2.9kg~3.0kg、メスは58日前後で2.85kg~2.95kgに成育し出荷される。





□■□ 九州ロード誕生 □■□

以下、社団法人畜産技術協会:国内関連情報:報告書より

地鶏肉生産用母系統「九州ロード」の造成と利用
熊本県農業研究センター 畜産研究所  松崎 正治  [H15/養鶏/育種・遺伝]

はじめに
 各地で地鶏肉生産用母鶏として、
白色プリマスロック種ロードアイランドレッド種が多く使われている。
産肉性に優れる
白色プリマスロック種は地鶏の特定JAS規格における在来種由来百分率(以下:地鶏係数)が0%で、白色羽装である。
一方、産卵性に優れる
ロードアイランドレッド種は地鶏係数が100%で、褐色羽装である。
両品種の利点である優れた産肉性と産卵性をあわせ持ち、褐色羽装で、地鶏係数50%の地鶏肉生産用母系統を、熊本、大分、宮崎の3県が共同で造成した。
                      
地鶏手羽先

内 容
1.系統造成の方法
 熊本県保有の
ロードアイランドレッド種と家畜改良センター兵庫牧場の白色プリマスロック種13系統を交配した地鶏係数50%の鶏を基礎として、3県共同で7年間7世代の閉鎖群育種を実施した。そして、産肉性と産卵性の優れた褐色羽装の地鶏肉生産用母系統「九州ロード」を造成した(図1)。



                     図1  九州ロードの造成

地鶏たたき


2.九州ロードの特性
 「九州ロード」の羽色は濃褐色に固定され、成鶏の体重が雄4,969g、雌3,655gと大きいにもかかわらず、定量給餌による制限給餌を行なうと、産卵率が77.0%と優れ、卵重も大きいので、53g以上の正常卵が生産される種卵率が高い(表1)。

表1 九州ロードの成績(定量給餌:25~64週齢)



地鶏ささみの味噌漬け


3.九州ロードを使った高品質肉用鶏の成績
 九州ロードを母鶏とした肉用鶏は、熊本県が「熊本コーチン」と「天草大王」、大分県が「豊のしゃも」、宮崎県が「みやざき地鶏」を生産している。熊本コーチン雄と九州ロード雌を交配した「熊本コーチン」、および天草大王雄と九州ロード雌を交配した「天草大王」はともに美しい褐色羽装に揃い、その成績は表2のとおりである。14週齢で雄雌の平均が約3kgに達し、飼料要求率も3程度と、地鶏としては優れた成績を示す。

>表2 九州ロードを交配した肉用鶏の成績



地鶏雑炊


4.九州ロード雌の地産地消としての利用
 九州ロードは産肉性に優れ、褐色大卵を多産するので、農家や民宿などで採卵をしながら、肉も利用するという地産地消としての利用が期待される。

留意点
1.種鶏場および農家へは雌雛だけを販売する。
2.地産地消の卵肉兼用として飼養する場合はレイヤー用飼料を給与する。

       
                     図2 九州ロードの雄雌

                      以上、社団法人畜産技術協会:国内関連情報:報告書


■□ ロードアイランドレッド □■

上記の(社)畜産技術協会の報告書は分りにくいから、少し単純化してみよう。

熊本の「熊本ロード」というロードアイランドレッド種と、兵庫の「兵庫白ロック」という白色プリマスロック種を、平成6年から7年間、7世代かけあわせ
九州ロードというニワトリをつくったということになるようだ。

その結果、熊本では従来の(熊本コーチン雄×熊本ロード雌)から(熊本コーチン雄×九州ロード雌)に変えて「熊本コーチン」として生産、出荷している。
また、(天草大王雄×九州ロード雌)を交配した「天草大王」として生産、出荷している。
そして、この報告書によれば、「みやざき地鶏」もこの九州ロードを母系に生産していることになる。

この報告書の、「みやざき地鶏」は、みやざき地頭鶏(みやざきじとっこ)のことを指していると思うが、この報告書にはみやざき地頭鶏の雄について書かれてない。

それはさておき、「みやざき地頭鶏」の血統は1/4が熊本ロードと呼ばれてきたロードアイランドレッド種で、1/4が白色プリマスロック種ということになるが、ここで重要なポイントは、どうやら地鶏係数100%のロードアイランドレッド種ということになりそうだ。

最近ぼくの姿が見えなくなったと言われるんだけど…

■□ 土佐地鶏 □■
日本において明治維新以前から飼育されている鶏種(けいしゅ:鶏の種類のこと)を「日本鶏」と呼び、合計17品種が公認されている。
土佐地鶏はそのうち最古のもので、「小地鶏」(こじどり)とも呼ばれている。
高知県原産で、羽色は赤色野鶏(せきしょくやけい:現在の鶏の先祖といわれている鳥)と同じ褐色や白色等があり、単冠、赤耳朶 (じだ)で、皮膚・頚色は黄色、成鶏の体重は雄0.9kg、雌0.6kg程度で小さい。

■□ 土佐ジロー □■
日本鶏は一般的に年間産卵数は40~50個程度と少ない。
これを採卵鶏として飼育するには、年間200個程度となるような育種改良が必要となる。
一方で土佐地鶏は天然記念物であるため、その卵や肉をみだりに食することは好ましくないため、土佐地鶏を雄(オス)鶏とする「雑種化」の方向で育種して「土佐ジロー」を作出する開発が昭和54年からスタートした。

雌鶏には、産卵率の高い白色レグホーン、ロードアイランドレッド、横斑プリマスロックといった卵肉兼用種が候補にあがった。
これらの候補の鶏と土佐地鶏の雄による交配試験を行ったところ、「ロードアイランドレッド」との相性が一 番よく、粗食にも耐える鶏であることなども考慮され、最終的に土佐地鶏の雄とロードアイランドレッドの雌 の組み合わせが確定した。

■□ (再び)ロードアイランドレッド □■
・ロードアイランドレッド(Rhode Island Red)は、米国のロードアイランド州で赤色マレーゲーム、レグホーン、
アジア起源の在来種の交配からできた卵肉兼用種である。
羽色は赤褐色で、尾羽、主翼羽、頚羽の先が黒いコロンビア斑である。
ほとんど単冠で、赤耳朶、皮膚は黄色である。
成鶏の体重は雄3.0kg、雌2.3kg程度で、年間産卵数は、初年度150~220個、卵殻色は褐色である。
米国の中でも極めて狭い土地のロードアイランド州の鳥はロードアイランドレッドとなっている。

             
                          ロードアイランドレッド(雄)


■□ 比内鶏(ひないどり) □■
日本各地の地鶏は、東南アジアや中国などの近隣諸国から渡ってきた鶏が、自然交配して形成されていったと考えられているが、比内鶏は縄文時代以前から比内地方(現在の秋田県)に存在した、日本固有の種である。
体の特徴は、首が長く鶏冠は小さい。
野鶏に近く、品種改良もされていないため、1942年に、国の天然記念物に指定された。
それにより、事実上食用にできなくなってしまい、比内鶏の特長を受け継ぐ、比内地鶏が開発された。


■□ 比内地鶏 □■
比内地鶏は薩摩地鶏や名古屋コーチンと並んで、日本三大地鶏に数えられる。
比内鶏の特長を受け継がせるため、パートナーとして選ばれたはここでもロードアイランドレッド種である。
雄の比内鶏と雌のロードアイランドレッドを掛け合わせた一代限りの雑種、「F1」を、品種として固定したのが比内地鶏である。
比内鶏は体が小さく、繁殖力も弱いため、必ずしも食用には向いていなかったが、大型で繁殖力が強いロードアイランドレッドと掛け合わせたことにより、この問題を解決した。

へ~ ロードレッドアイランドって 凄いねえ~

          

■□ コーニッシュ(トリオ) □■
ここで独立行政法人家畜改良センターの「家畜の改良増殖の「鶏」の部分引用することをお許しいただきたい。
家畜改良センターでは、有色羽装の銘柄鶏や地鶏の素材となる在来鶏、日本鶏等の改良を実施するなかで、平成13年現在、11品種(
レッドコーニッシュ種、シャモ、横斑プリマスロック種、ロードアイランドレッド種、土佐九斤、比内鶏、薩摩鶏、ニューハンプシャー種、熊本コーチン、名古屋種、烏骨鶏)を飼養している、とある。 
この一方で、同改良センターでは、白色羽装の国産銘柄鶏の造成に
ホワイトコーニッシュを飼育しており、味のよい肉質の鶏を造成するためには、ブラックコーニッシュを含めて、伝統のグルメ大国フランス原産のコーニッシュトリオは欠かせない鶏であることがうかがえる。

「伊勢あかどり」は三重県を代表する銘柄鶏として、1986年にレッドコーニッシュとニューハンプシャー系の鶏をかけあわせたレッドブローを導入して開発された。

「ふくしま赤しゃも」はレッドコーニッシュの雄にシャモの雌を交配してできたFIの雄にロードアイランドレッドを交配して造成したもので、シャモの特徴である3枚冠を実現するためにさらに改良を加えて「新ふくしま赤しゃも」を実現した。

「国産肉鶏の主要地鶏・銘柄鶏の飼育概況」を調査してみると、レッドコーニッシュとホワイトコーニッシュ、とりわけホワイトコーニッシュが多く使われている現状が見えてくる。

近江黒鶏という鶏がいる。
名前のとおりに黒色羽装で精悍な姿をしていて、いかにも食べたら一味違っていそう。
脂肪分が少なく歯ごたえがあり、脂肪は一般的なブロイラーの約1/2で、良質なタンパク質、ビタミンA・Eなどを多く含み、さらに低カロリーな肉であるという。
その交配品種はロードアイランドレッド、ニューハンプシャー、
ブラックコーニッシュである。







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■ CONTENTS ■

01 ようこそ宮崎
02 宮崎の郷土料理
03 宮崎の焼酎
04 宮崎の民謡
05 宮崎と神話
06 高千穂夜神楽
07 西都原古墳群
08 宮崎と神武天皇
09 宮崎の海岸
10 五ヶ瀬川と鮎漁
11 宮崎のローカル線
12 宮崎の観光地
13 延岡の竜巻ドキュメント
14 飫 肥
15 都井岬
16 高千穂峡
17 鹿川渓谷
18 猪八重渓谷
19 青 島
20 霧島連峰
21 日向岬と妙国寺
22 宮崎の民話(1)
23 宮崎の民話(2)
24 サンメッセ日南(初日)
25 裸まいり(1月)
26 師走まつり(1月)
27 京町二日市(2月)
28 座論梅(2月)
29 椿山森林公園(2~3月)
30 綾の雛山まつり(3月)
31 フラワーフェスタ(3~5月)
32 青島亜熱帯植物園2008
33 花立公園2008
34 アケボノツツジ(4月)
35 今山大師祭(4月)
36 アケボノ:尾鈴(5月)
37 御田祭(7月)
38 ひょっとこ祭り(8月)
39 都井の火祭り(8月)
40 下水流臼太鼓躍(9月)
41 荒踊・三ヶ所神社(9月)
42 宮崎神宮大祭(10月)
43 門川だんじり(11月)
44 去川の大イチョウ(12月)
45 銀鏡神楽(12月)
46 六峰街道
47 南方古墳群
48 宮崎地鶏の風景
49 雑記帳・profile

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