家田・川坂湿原 |
家田・川坂湿原 |
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家田・川坂湿原 |
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環境省は2001年に全国500の「重要湿地」を発表した。 生物の生息地として規模の大きな湿地や希少種が生息する湿地などの重要湿地を選定したもので、新環境基本 計画及び現行生物多様性国家戦略を受け、最新の科学的・専門的な知見と情報に基づく湿地保全の基礎資料を 得るとともに、開発計画等における配慮を促すことなどを目的としている。 この「重要湿地」には湿原、河川、湖沼、干潟、藻場、マングローブ林、サンゴ礁などの様々な湿地タイプがある が、「家田・川坂湿原」は「湧水地・放棄水田」のタイプで、その選定の理由は「希少種・固有種の水生植物が多 く、新種も発見されている」とある。 「家田(えだ)・川坂湿原」は鏡山(645m)などに降った雨の伏流水が湧いて流れる家田川の周辺の湿原である。 先の大戦中に食料確保のために水田にしたが、減反政策で水田の耕作が放棄されて元の湿原に戻った。 (旧)北川町は工業団地にする決定をして家田湿原の約半分を買収して埋め立てをしたが反対運動が起こり、 2002年に埋立て工事を中止し、湿原は壊滅直前でかろうじてその生命線を維持できた。 「家田・川坂湿原」が希少種の宝庫の第一級の湿原であることが知られるようになった90年頃から研究者が調査 に訪れるようになった。 しかし湿原は今も埋立てでできた無用の土地が広がっていて、その方面から赤茶けた色の水が流れ込み、澄ん だ湧水を濁らせている。 「家田・川坂湿原」には環境省のレッドデータブックに掲載されたミズキカシグサ(絶滅危ぐIB類)、ヒメコウホネ(絶滅 危ぐII類)など南限植物の群生がある。 また水を好むトンボ類も30種類以上が生息しており、80年に南限と確認されたグンバイトンボも見られる 県内のこの他の「重要湿地」の選定地とその選定理由を簡単に紹介する。 1.五ヶ瀬川、一ツ瀬川、大淀川、川内川、緑川の源流域のベッコウサンショウオ、ブチサンショウウオの生息地。 2.門川湾・御鉾ケ浦(細島)の海草。 3.島浦島周辺沿岸のサンゴ、海草、海藻。 4.都農町から宮崎市にかけての浜砂海岸のウミガメの産卵地。 5.五ヶ瀬川、祝子川、北川の感潮域の希少種、貴重種の底生動物。 6.日南市~南郷町のため池群の水草。 7.大淀川水系の岩瀬川のオオヨドカワゴロモ(水草)。 8.宮崎市湧水地帯のオオイタサンショウウオ。 9.青島周辺沿岸の海藻。 10.串間市の本城川河口~千野川河口底生動物。 11.都井岬周辺沿岸の海草、海藻。 12.栄松地先沿岸(日南市、南郷町)の海草。 |
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