鬼の窟古墳 (おにのいわやこふん)
鬼の窟古墳は直径37メートル、高さ7.3メートルの円墳で、墳丘の周囲に外堤と二重の堀を有している。
西都原古墳群では、横穴式石室を有する唯一の古墳で、最後の首長の古墳と考えられている。
平成7(1995)年度の調査によって、石室の中から組み合わせ式木棺と推定される鉄釘、耳環、金銅装馬具、須恵器、土師器などが出土し、調査終了後、現在の形で装備された。
木花開耶姫(このはなさくやひめ)に恋した鬼がこの窟(石室)を作ったという伝説がある。
また、鬼の窟古墳の西南方向に位置する205号墳は、直径14メートルの倍塚(ばいちょう)で、同時期に作られたものである。
平成7年の調査の際には、埋もれていた古墳、古墳の周りにある溝、古墳の周りを巡る土手など、当時の姿が確認され、さらに、土手の外側にも溝があることが新に分った。
現在の鬼の窟古墳は、造られた当時の面を削らないように慎重にすき取り工事を行い、その後に土を盛って芝を張り、復元をしたものである。
排水溝は土層断面展示施設工事のときに発見されたが、このとき、石室の内部にも排水溝が確認された。
この場所で見つかったものは、30~50センチ程度の平らな石を3~4段に積み重ね、その上に蓋の部分となる石をかぶせているものである。
墳丘の周りの溝から外側に向けて緩やかに傾斜していることから、土手と墳丘の間にたまった水を外の溝に出していたと考えられる。
この排水溝は埋め戻して保存しており、今は通路の下になっている。
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