やぶれ饅頭 |
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【料理・加工品:やぶれ饅頭】 |
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やぶれ饅頭は延岡の伝承のお菓子で、昔は「おがたまんじゅう」とも呼んでいた。小麦粉、砂糖などを混ぜて作った皮で、小豆の粒あんを包んで蒸したもの。 皮が薄く、所々破れた皮から中のあんが見えるように仕上げてある。 アマテラスオオミカミが天岩戸に隠れたとき、アメノウズメノミコトがオガタマノキの小枝を持って舞ったという神話に因んで1605(慶長10)年に延岡藩の菓子屋の主人がオガタマノキの果実をかたどって売り出したのが始まりで、延岡の郷土菓子として今に伝わる。 『延岡大観』(山口徳之助著、大正15年発刊)に記載されたやぶれ饅頭の記述。 本名は皇賀玉饅頭(おがたままんじゅう)と云うのだそうなが、外皮薄く、其処此処破れてアンコが見える所から何時とは無しに「破れ饅頭」と云う様になったとのことである。味はどこかに蕎麦饅といった趣がある。製造本舗佐々木主人の話を聞くと、慶長19年、祖先某が神木おがたまの縁起に因み、其の結果に象り売り出したのが初まりで、今日に及んだものだと云って居る。 成程おがたまと云えば、天照大御神が岩戸お隠れの際、天鈿女命(あめのうずめのみこと)が実の着いたおがたまの小枝を持ち、面白可笑しく神楽を舞われたので、大御神が余りの賑やかさに我を忘れられ少しく岩戸を開き覗かれた所を手力雄命岩を押し開き、大御神を迎えたので天地は再び明るくなったとは有名な神話で、後世の鈴は、此時のおがたまの実に象り案出されたものと伝わっている。佐々木の先祖が之を家業の菓子に転用したのは誠に思いつきで、気の利いた遣り方と思われる。 兎に角、神の国日向には相応しい縁起の品だから、是等も手伝い賞味さるることとなりたるものならんが、今日では貴賎上下の別無くひとたび延岡に入れば必ず一度は口にすると云うまでに名を馳せて居る。 関連ページ(地域):のぼり猿 今山大師祭 関連ページ(料理・加工品): 白玉饅頭 鯨ようかん 宮崎の郷土料理 |
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